新たな江戸時代にむけて

(川瀬巴水「金郷村」茨城キリスト教大学蔵。江戸時代にはこのような風景がどこにでもあった。) コロナ禍に見舞われて以来、疫病や感染症に関する書籍や映画が紹介され、またテレビ放映での特集が多く組まれています。 そうした中で、ちょっと見落とされていると私が思うのは、江戸時代の海禁政策です(鎖国政策と言ってもよいのですが、正確に…

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若衆女郎ってナニ?

(藤本箕山『色道大鏡』延宝6 (1678) 年ごろ成立か。とにかく面白い。面白いところに付箋を貼ったので、付箋だらけになった) 最初に写真で表紙を掲出した『色道大鏡』は面白いのでぜひ一読をお勧めします。 と言っても、一冊20000円もしますので、おいそれと買い求めることのできるものではありません。大きな図書館・大学の図書…

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西鶴と芸術実践論

(昨年の6月に新宿永谷ビルで行われた、朗読芝居「嬲り殺する袖の雪」(『男色大鑑』巻三の二)の一場面。昼の部・夜の部、ともに立ち見がでるほど盛況だった) かの松尾芭蕉が西鶴を評した有名な文章があります(芭蕉の弟子の向井去来が書いた『去来抄』の一文)。 「師曰く、世上の俳諧の文章を見るに、あるいは漢文を仮名に和らげ、あるいは…

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