若衆文化研究会(番外編)「男色大鑑祭り」を開催します! 参加される方、申し込みをお願いします!
(染谷架蔵のメンコです。いつの時代のものでしょうか。左下に「庄屋」とあるのは狐拳のことで、庄屋<狐<鉄砲<(庄屋)の順で強くなります。庄屋は狐に化かされる、狐は鉄砲で撃たれる、鉄砲を撃つ猟師は庄屋に頭が上がらず、といった関係です)
大竹直子さんからもツイートがあったように、「男色大鑑祭り」と称する、ぶっちゃけ、はっちゃけスタイルの「男色大鑑」勉強会を開くことにしました。お祭り型式ですから、講演やレクチャーというスタイルでなく、来場された方々とのトーク、質問中心のスタイルで行けたらと考えております。この際、ぜひ聞いてみたい、日頃の疑問を投げかけてみたいことがある、という方にぜひご参加いただければと思います。ま、当然のことですが、上手く答えられるかどうかは全く未知数ですが。。。(とは言え、何もレクチャー無しというわけにも行きませんので、大竹直子さん、畑中千晶さん、それから私からも少し話をしたいと考えています)
それから、アンケートなどもちょっと取ってみたいと思います。たとえば『男色大鑑』の作品中、どの話に一番ぐっとくるのか、萌えるのか、その沸点、いや沼落ち点と言うべきか、は何なのか、などなど。。。
具体的な内容につきましては、後日、このブログでまたご案内しますが、期日を下に書いておきます。
若衆文化研究会(番外編)「男色大鑑祭り」1回目
日時:8月3日(金)午後6時~9時
場所:浅草文化観光センター5F 大会議室
若衆文化研究会(番外編)「男色大鑑祭り」2回目
日時:8月4日(土)午後6時~9時
場所:浅草文化観光センター5F 大会議室
浅草文化観光センター
http://www.city.taito.lg.jp/index/bunka_kanko/oyakudachi/kankocenter/index.html
★両日ともに参加費は無料です。
★下のオレンジフォームから事前の申し込みをお願いします。定員はそれぞれの日、55名までです。(早めにお申し込みください)
「男色大鑑祭り」1回目
https://form.os7.biz/f/033457a2/
「男色大鑑祭り」2回目
https://form.os7.biz/f/18001695/
なお、出来るだけ多くの方にご参加いただけるように、1回目と2回目、どちらか一つに申し込みをしてください。後日、お席に余裕がある場合、両日(1回目、2回目ともに)に参加されたい方の希望を募りますので、それまでお待ちください(その点は改めて、このブログでご案内をいたします)
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ところで、先ほどアンケートの話をしましたが、いま研究者の側から、『男色大鑑』に関する本の出版を、二つほど考えています。それは、
1)『男色大鑑』を中心にした男色文学のアンソロジー本(15篇程度の本文・現代語訳・注釈・解説)
2)『男色大鑑』全40篇の現代語訳本(できるだけ廉価で)
です。
1)は『男色大鑑』を中心に、『武道伝来記』『武家義理物語』といった武家物なども加えながら、西鶴の男色文学のアンソロジーを作ろうというものです。15篇程度にしぼって、その短編(物語)をじっくり味わえるように、言葉の注釈や歴史的背景の考察を加えてみようというものです。
問題は、その15篇をどれにすべきかですが、せっかく絞るのなら、多くの方々のご意見を聞いてみたいと思います。それで、アンケートなど取れば、大いに参考になるのではと考えている次第です。
2)は言うまでもなく、今回、ツイート等で多かった「『男色大鑑』を読みたーい!」という声に応えてのものです。シンプルに、原文にできるだけ忠実に、そして分かりやすい現代語訳をして、本にしてみたいと考えています。出来れば、1000円程度、高くても1500円あたりまでで、何とか収めたいと考えているところです。『男色大鑑』は西鶴作品中、最も分量が多いのでページ数が増えてしまうから大変なんです(最も厚くて薄い本ですね)
実は、この2)ですが、前々から計画はあるのですが、なかなか出版社が応じてくれないのです。やはりどどーんと『男色大鑑』という名を出すことに躊躇(ためら)いがあるんでしょうね。出す価値は分かるけど、売れないのではないかと。。。
そこで、『男色大鑑』に興味を持たれている、あるいは今回持たれた方々に、お願いしたいのは、『男色大鑑』を読みたーい!という声を、ぜひぜひ、継続して挙げて欲しいのです。そういう声が多くあれば、出版社も対応が違ってくるはずです。
研究者側も現代語訳本を作りたくて、うずうずしています!
なにとぞよろしくお願いいたしまする。。。 m/--\m
この記事へのコメント
こちらの講演会に年齢制限などありますか?18歳ですが高校生の私でも参加してよろしいのでしょうか…?
どちらに質問すれば良いかわからずこちらに書かせていただきました、すみません。
ありがとうございます。
高校生の参加、まったく問題ありません。極めて健全な研究会ですので。
できれば、高校のお友達と若衆文化の会とかBL観賞会とか作ってくれると嬉しいですね。