男色大鑑祭り、連夜盛況。ありがとうございました。

濡るる蛙3.png
(浅草の純喫茶「マウンテン」にて。手に持つのは男色大鑑中のベストカップルを当てた方への賞品。ここで公表しても良いのですが、賞品を当てられた方がツイッター等に公開されるとのことなので、そちらをぜひ一見していただきたく、ここでは戯画を消してあります。お題は「傘持つてもぬるる蛙」、つまり蛙になった小輪です。男色大鑑の世界を鳥獣戯画に置きかえた、大竹直子さんの絶妙な筆致をご堪能あれ。)

昨日と一昨日、8月3日(金)・4日(土)の午後6時~9時、男色大鑑祭りがおこなわれました。

酷暑の中、100人近くの方にお集まりいただきました。主催者として心より御礼申し上げます。

とてもあつい二日間だったのですが、それは外気の暑さに加えて、お話しになった先生方やお集まりになった方々の熱さでもありましたね。
ともかく、面白かったです。主催者であることや司会進行を担当することを忘れて、みなさんのお話に聞き入っておりました。

まずは研究者側からの『男色大鑑』の読みへのチャレンジがありました。一人はお馴染みの畑中千晶さん(敬愛大)、もうお一人は今回ワカシュケンには初登場の早川由美さん(奈良女大博士研究員)でした。

会の最中に申し上げたのですが、畑中さんや早川さん研究発表というのは、いままで何度も拝聴してきたわけですが、そうしたご発表の雰囲気とはまるで違っていて、活き活きしていて楽しさハンバないという感じでした。研究発表もそういう感じでやったら良いのに、と密かに思ったのですが、反対に言えば、染谷は研究発表をもっと真面目にやれ、ということでしょうな。ま、しかし、そうした楽しい雰囲気が、この男色大鑑祭りやワカシュケンの持ち味だとは言えるでしょうね。

加えて、今回『全訳 男色大鑑』の挿絵を担当される漫画家さんたちの話がまたまた面白かった。

あんどうれいさん:挿絵のラフでボツになった案を披露しながらのボツ案供養のお話。この「供養」という発想がイイですよね。それで、会場からはボツになった方が、挿絵として良いのではないかしらん、という声が上がりまして、編集を担当するワタシとしては大いに焦ったのでありました。もう一回考え直すかなぁ。

松山花子/九州男児さん:漫画家さんたちは本当によく勉強されていると感じますが、とくに松山さんが、ツイッターで日頃開陳される男色関連の知識には驚かされます。今回は世界の風俗・習俗における男色の話でしたが、やはり世界にも目をむけないといけないと、参加された皆さんも思われたのではないでしょうか。

こふでさん:今回はこふでさんが、なぜ江戸に、なぜ男色に、興味を持たれたのか、それはたいへん劇的な告白でありました。そのお話をここでしたいのはやまやまですが、やはりご自身のツイッターやブログ等で語ってくれると思いますので、遠慮しておきましょう。昨今騒がれている「グローカル」の本質が垣間見られますよ。

大竹直子さん:前回の夜の興行、つまり昨年九月の下北沢のB&Bで、大竹さんと畑中さんと私の三人で話をした時は、私の娘が聴衆側にいたものですから、すこしお気遣いいただいたみたいでトーンを柔らかくされたようなのですが、今回はそうした気兼ねなしに、大竹艶節全開でありました。いやはや、別の意味で、これもここでは書けません(笑)。いずれ改めての座談会・放談会をやらないといけませんね。

ただ、午後6時~9時ということでしたが、やはり時間が短かったですね。次回は、参加していただいた方からのご質問に答える時間を増やし、また日本全国からいらっしゃってますので、相互の紹介と情報交換の時間も設けたいですね。

その為には、もっと広い場所を確保する必要があります。どこかのお寺の本堂か道場でなんて声も会場から出ましたね。どうでしょう、染谷家の菩提寺が谷中にありますから、頼んでみようかしらん。そうなったら、稚児や曼荼羅の話も必要ですね。でも「お祭」りじゃなくて「修行」になっちゃうかもよ。朝六時から密教系経典(理趣経あたり)の読経に、みなさん耐えられるかどうか!

いずれにしても次は秋(たぶん晩秋)。本が出版される頃にまた計画を立てたいと思います。

さらに詳しい報告等は、全訳『男色大鑑』特設サイト、

http://bungaku-report.com/blog/2018/07/post-235.html

をごらんください。

































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