「キモノのミライ」、6/30 畑中さん登壇決定、青山授業・・・。

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(青山学院大での染谷の授業風景、今年は170人の登録となり、講堂?での授業となった。いやはやなんとも・・・撮影は青学2年生のハ・ゴンウくん)

近況報告風に幾つかを・・・。

まず、放送大学でのことですが、前回のブログでもご紹介したように、実に多士済々の方々にお集まりいただきました。もう、一週間たちましたが、その時の興奮というか熱気はまだ体から抜けきっていません。来年度は、何とか二回ぐらいは授業ができるようにしたいと思いますので、みなさまお集まりくださいませ。

さて、その折に私の授業を取ってくださったKR櫻さんから、素敵なビデオクリップを送っていただきました。
題名は「キモノのミライ」。。。

着物については、昨今、外国の方々からも熱い視線が送られていますが、日本の中でもブームになりつつありますね。この「キモノのミライ」は、日本の着物に関心があるけれど、どんな風にアプローチしたらよいのかしらん、と考えている方にピッタリです。

とくに、このビデオに登場されている方が、KR櫻さんを始めとしてユニークな方ばかりです。

自分の着たいように、装いたいように、気楽にアプローチすれば良いということが、よーく分かる優れたビデオですね。
その姿勢が評価されたのでしょう、このビデオは、第2期毎日ビデオジャーナリズムラボにて毎日新聞社賞を受賞されたとのことです。
パチパチパチ!!!

ぜひ、ごらんくださいませ。

こちらから、入ってください。
→ https://youtu.be/-wfSRzf2Lks

ちなみに、若衆文化研究会には大竹直子さんをはじめ、着物好きの方がたくさん居られます。KR櫻さんも、ワカシュケンに参加されるご希望があるとのことですから、次回は着物談義に花が咲くことになるはずですね。楽しみです。

次のご報告は、6/30男色大鑑朗読劇についてです。

先に、お昼の部のトークイベントについて、紗久楽さわさんに加わっていただくことをお話しいたしましたが、夕方の部には、ワカシュケンの仲間で、『男色大鑑』研究を牽引し、フランスを中心に幅広い知識をお持ちの畑中千晶さんに入っていただくことになりました。昨今出版された『江戸文学辞典』(文学通信)でも、畑中さんの『男色大鑑』研究は高く評価されています。

紗久楽さんがエンターティンメントのホープなら、畑中さんはアカデミズムのホープです。楽しい中にも、きらっと光る知見の数々が盛り込まれるトークになると思います。ご期待ください。

申し込み開始は、今度の土曜日午後八時です。お忘れなきよう・・・。

さて、最後のご報告は、青山学院大学での私の授業です(写真をごらんくださいませ)。

この授業、昨年まではだいたい60~70名程度でしたので、今年は『全訳 男色大鑑』(武士編)が完成したので、これをテキストにしました。それで40名程度に落ち着くのではないかと目論んでいたのですが、ふたを開けたら多人数で、驚くと同時にちょっと慌てました。

本来なら(つまり40名程度なら)、グループを幾つか作って、そこで『男色大鑑』の各短編の批評をしあってもらい、それを全体に発表するスタイルを考えていたのですが、170名ではそれは無理と思いまして、講義形式にいたしました。

ところが、講義は一方的で、学生みなさんの反応を踏まえて展開できません。それでちょっと満足がいかなかったのと、過日放送大で行った授業があまりに良かったものですから、やはり、人数が多くても、学生同士で話をしてもらって、それを発表していただく形式にしたいと考え直したところです。

写真は、学生さんに発表してもらう前に、授業に参加していただいているワカシュケン有志のメンバーに登壇いただいて、『男色大鑑』巻三の五「色に見籠むは山吹の盛り」を批評し合っているところです。

なかなか、面白く盛り上がりました。

こうした形式を続けますので、その内容については、いずれまとめてご報告します。

それにしても、170名・・・。おそらく時代なんでしょうね。男色やBL、LGBTQ、性差、性差別等への関心が高まっているということでしょう。NHKの「腐女子うっかりゲイに告る」で、主人公の純君が、友人たちの心ない差別発言を苦に校舎から飛び降りましたね。ちょっと胸が痛みました。

こうしたことがないような社会を、大人たちが本気になって作らないと・・・。







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