拙編『日本永代蔵』が、読売新聞の読書委員が選ぶ「2018年の3冊」に選ばれていました、って遅!
(矢野公和・有働裕・染谷智幸編『日本永代蔵』講談社学術文庫、の表紙)
拙編の『日本永代蔵』(文庫本)が、読売新聞の読書委員が選ぶ「2018年の3冊」に選ばれていました。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/feature/CO036371/20181225-OYT8T50027/
これが掲載されたのが、昨年の12月30日で、それを知ったのが昨日です(笑)。遅すぎ、ですね。
選んで下さったのは、中世史学者で東京大教授の本郷恵子先生です。有難うございました。心より感謝申し上げます。
しかし、講談社の編集部も知らなかったのかしらん。こうした情報は販促に繋がると思うのだけど。。。
もし、文学通信だったら、すぐに岡田さんからメールが入ると思う。大手はそんなもんかな。
それはともかく、本郷先生は中世の経済史・社会史がご専門で、多くの著書を出版されておられます。実は、西鶴の『日本永代蔵』は、近世というよりは中世との関係が深いんです。
前に書いたことがありますが、日本文化史において、中世と近世の区切りは実によくありません。多くの誤謬を招く原因です。
それは、江戸時代の中盤に起きた、文運東漸(文化の中心が西から東へ移ること)が重要で、これによって文化の中心が上方から江戸に移ります。これが日本文化に与えた影響が極めて大きいんです。
応仁の乱あたりから江戸時代中期の享保ぐらいまでを、室町ー上方文化とし、それ以後を江戸ー東京文化とすれば、実に素敵な文化・文学史が描けるのです。ご一読くだされば幸甚。
http://kasamashoin.jp/2013/12/_55_1.html
いずれ機会があれば、本郷先生から色々とお話を伺いたいところです。
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