10/5 若衆文化研究会の参加募集を開始します!

(『日本演劇史』明治37年初版に載る、歌舞伎役者帽子一覧の図、(イ)女歌舞伎の鬘巻 (ロ)右近源左衛門の置手拭 (ハ)山川内記の野郎帽子 (二)玉川千之丞の玉川帽子 (ホ)伊藤小太夫の野郎帽子 (ヘ)水木辰之助の水木帽子、一番人気はやはり水木辰之助の水木帽子ですが、(二)の玉川帽子も素敵だと思いませんか!)
さて、お待たせいたしました。若衆文化研究会の秋祭り、参加募集を開始します!!
★☆★☆若衆文化研究会(秋祭り)☆★☆★
日時:10月5日(土曜)、14:00〜17:00まで
場所:京浜東北線・王子駅前「北(ほく)とぴあ」第2研修室
https://www.hokutopia.jp/access/
山手線「田端」から一つ目、東京メトロ南北線も便利です。王子駅前です。
参加費:1000円(茶菓代含む)
参加人数:100名
(いつもより余裕がありますが、昨今の状況をみますと、これでも足りなくなる可能性があります。早目にお申し込みください)
懇親会:17:30頃から、近くのレストランで。参加費は4000円を予定しています(当日、改めてご案内いたします)。
テーマ:男色と歌舞伎
申し込み用サイト(必要事項をお書き込みの上、お申し込みください)
:https://form.os7.biz/f/740c7ce6/
★☆★☆☆★☆★
今回のテーマは「男色と歌舞伎」です。
『全訳 男色大鑑(歌舞伎若衆編)』の出版に合わせて、様々な企画を考え中です。
今回の歌舞伎若衆編も、あんどうれい、大竹直子、紗久楽さわ、九州男児、こふで、の各漫画家さんに素敵な挿絵を描いていただきました。
当日、いらしていただいた漫画家さんに、その解説をお願いする予定です。
また、学術的な点からも、歌舞伎と若衆について時間を取ってじっくりお話しします。
今回の本の解説にも染谷が書きましたが、歌舞伎をその本質から理解するためには、若衆への理解がどうしても必要です。
若衆方、また若衆が扮した若女方は、歌舞伎の華でした。その若衆方・若女方に狂った男女の狂態が、本作のあちこちに描かれます。しかし、一番狂っていたのは、どうも作者西鶴みたいです。
元禄当時、西鶴は周囲の人たちから、尊敬の気持ちを込めて「鶴翁」(かくおう)と呼ばれましたが、『男色大鑑』後半に登場する西鶴は、そんな品格はまるでなく、何やらメン××風な匂いが漂います。よって「鶴翁」(かくおう)でなく、「鶴爺」(つるじい)と呼んだ方がピッタリ!髪もありませんしね!

(浪華西鶴翁・芳賀一晶筆、『西鶴』天理図書館編)
ま、西鶴先生をそんなにしてしまった歌舞伎とは何なのか、それを探って行きましょう。
お近くに歌舞伎好きな方がいらしたら、ぜひお誘いください。一味違ったディープな歌舞伎世界をご紹介します!
具体的な企画は、決まり次第、このサイトでご案内します。チェックをお願いします!!!
染谷智幸(若衆研代表)
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