芭蕉はなぜ杜国を愛したのか

かの俳聖松尾芭蕉とその弟子坪井杜国と言えば、麗しき師弟愛、ひょっとしたら危ない男色之道と、世評もとりどりの二人ですが、私もこの二人の関係については、ずっと興味をもっておりました。 諸書に指摘があるように、杜国が名古屋で富裕な米穀商であった時、空米売買(蔵に実物がないのに取引をすること)によってお上に御咎めをうけて、流刑になりました。芭蕉は、杜国を尋ねて流刑先の三河国保美まで尋ね、その後…

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変体仮名は読むべし、そして描くべし

今回のKADOKAWAのコミック版『男色大鑑』のチャレンジは、本当に面白くて、こちらの勉強にもなりました。心から、関係された方々に感謝したいと思います。もちろん、コミック世界のプロの眼から見れば、いろいろ注文はあるのでしょうけれど、それはそれとして、とにかく大きな、最初の一歩になったと思います。 ただ、実に細かいことなんだけれど、ひとつだけ、これは何とか工夫をして欲しいと思った点がありまし…

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山川草木悉皆男色

前のブログで、雁皮郎さんの新作コミックを取り上げました。 その中で、雁皮郎さんが、上の挿絵を踏まえてコミカライズされた場面(前のブログの巻頭写真下をごらんください)について、出来れば二人の視線を挿絵のように合わせて欲しかったと書きました。すると雁皮郎さんが、それを最初にねらったものの、挿絵の首の捻り方がかなり大胆ゆえに、視線をずらした形にしたとツイッターに書かれていました。 それで改めて…

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