柄谷行人の『坂口安吾論』を読む

 坂口安吾の『日本文化私観』を読んだ時の衝撃は今でもよく覚えています。何と言ったら良いんでしょう、小さい時からもやもやとしていたものが一挙に吹き飛ばされるというのでしょうか。  ただ、吹き飛んだ後には美しい晴れ間でなくて、茫漠たる闇があるような印象だったのですが。。。  とくに驚いたのは、安吾がこの世で最も美しいものとして、小菅の刑務所とドライアイス工場と駆逐艦の三つを挙げたくだりです。…

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北京で環境と文学を考える

(川瀬巴水作「牛堀の夕暮」昭和五年作、茨城キリスト教大学図書館蔵)  11月4日(土)~5日(日)、中国は北京の清華大学にてシンポジウム「生命と環境―東アジアの文学と文化」が開かれます。  小峯和明さんの主宰で、文学と環境というテーマの先駆者と言って良い、野田研一さん(立教大・名誉教授)、渡辺憲司さん(同大・名誉教授)のご講演を始めとして、中国・日本の多くの方たちの研究発表が予定されています…

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茨城県-魅力度ランキング47位-を旅する

川瀬巴水作「金郷村」昭和29年(1954)作(茨城キリスト教大学図書館蔵)  日本経済新聞(デジタル版、10月11日)によれば、ブランド総合研究所(東京・湊)の調査で、茨城県は全国ワーストの47位、しかも5年連続という名誉?の結果になったとのことでした。  ざっと記事や関係資料(ブランド総合研究所の「勝手にケンミン創世計画」等)を見て面白かったのは、どこが一位かよりも、どこが下位かの争い…

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